保護者とのやり取りを標準としている理由

塾に入れれば勝手に学んでくれる。

それは大きな間違いです。

確かに学力面での成長は、塾に入れた方が学ぶ可能性が高いでしょう。
しかしそれも、通っている塾でうまくいっていれば、の話であり、ついていけていない状態ではほぼ無意味です。

では塾をうまく使えている子と使えていない子の差はどこにあるのでしょうか。

実は、家庭環境に大きな要因があるのです。
親がどんな接し方をするか、どんな親子関係を築けているか、は子どもの勉強スタイルに直結します。

例えば、子どもがわからない問題を持ってきたとき、親が問題を見て教えようとするでしょう。
その時、どうやって教えますか?
この時の教え方は、概ね3パターンに分かれます。

保護者が教えるときのパターン
  • 親の解き方で教える
  • 解答を見て、真似しながら教える
  • 塾のノートや塾が公開しているオンライン授業を真似して教える

しかしこの方法には致命的な弱点があるのです。

それは、子どもの考えを尊重した解き方を、教えることができない、という点です。
いずれのやり方も、誰かの考え方を子どもに押し付ける教え方になってしまうのです。
ではファイではこの問題をどう解決しているのでしょうか。

その答えが、親を軸としたやり取りなのです。

保護者とのやり取りを標準としている理由

ファイでは、お子様の様子、話したこと、遊んでいる様子、そして質問されたことなどを、保護者の方から日々LINEで送ってもらっています
遊んでいる様子を写真や動画で撮ったものを送って下さったり、話したことをメモ書きして送って下さったりと様々です。
怒ってしまったその原因となったものを写真に撮って送って下さる方もいます。

特に形式的なものがあるわけではないので、SNSに投稿するような形で自由に送って大丈夫です。
実際、SNSへ投稿しているものを転用して送って下さる方もいます。

また、お子様の質問や相談なども、保護者の方を含めたグループLINEを通じて行うため、それによりどんな反応をしたのか、も知ることができます。

こうすることで、お子さんの勉強してない時の様子、自然な考え方を知ることができ、得意な考え方や性格も見えてきます

これを勉強に活かしていくのです。

保護者とのやり取りを標準としている理由

例えば先ほどの解けない問題を質問してきたとき、考えるのが得意な子なら、どうやって考えたのかを聞くだけで、自己解決してしまう場合があります。
規則性が得意な子でつるかめ算でつまづいているなら、規則性に持っていく道筋を示して、自力で解けるように持っていくこともできます。
モノづくりが好きな子なら、実際に試してみることで、原理を理解しやすくなります。
イラストを描くのが好きな子なら、ノートの書き方をイラストが好きな子向けに工夫するだけで頭に入りやすくなります。

そしてこれらの接し方は、先生だからできるものではなく、保護者の方が真似をして接することができるため、学ばせるときの効率が格段に向上するのです。

ここ、とても重要です。

「教える」のではなく「学ばせる」のです。

保護者とのやり取りを標準としている理由

つまり、親が教えようとするのではなく、学ばせようとすることで、親も子も負担が減り、親子関係でギクシャクすることもなくなり、子どもの様子がより見えてくるようになるため、大変な思いをして勉強させなくてもいい好循環が生まれてくるのです。

この土壌を作り上げるために、保護者とのやりとりを標準とし、お子様とのLINEも保護者を含んだグループLINEで行うようにしているのです。

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